私の遊びの概念を変えたのは、朝日新聞に連載された坂根巌夫氏の古今東西の遊具にまつわるエッセイ「遊びの博物誌」でした。昭和50年頃のことです。今も全記事のスクラップがあります。何か世界中の遊びが一挙に襲って来たような衝撃的な出会いでした。遊び心と芸術と科学をこんなに美しく楽しく語ってくれたものは他にありません。ピートハイン博士の「スーパーエッグ」「ソーマ」、M.C.エッシャーの「だまし絵」、「タングラム」、「ジャンピングトイ」、「立体ジグソー」、「逆転するコマ」、「消える妖精」、「スプラウト」など、世界中のおもちゃやゲームを知ることができました。知的冒険を愛する人に、お勧めです。それからは、記事に紹介されたものを、手に入れたり、自ら作ったりしました。家族、友人、仕事仲間に、その遊びを話したり、演じてみせたりもしました。たくさんのパズルやゲームにも挑戦しました。夢中だったことを、今も思い出すことができます。
自分なりに語れる「遊び」を発掘し、製作し、講演をしています。また「KOBAX」デザインの「PEAKS」(積み木)を創り、販売もしております。
私の「遊び」とは次のようなものです。皆様も私に習って遊びましょう。
「おとなはだれもはじめは子どもだった。しかし、そのことを忘れずにいるおとなはいくらもいない。」 サン・テグジュベリ-Festina Lente -
KOBAX (コバックス)小林靖夫
2000年、「OFFICE KOBAYASHI」を開設。
以来コンサルタント以外に「遊びの博物誌」という演題でのスピーチからクラブ・研究会の例会での卓話・講話、また150人余の各種団体総会等の記念講演、50人ぐらいの児童とそのPTAとのおもちゃ作りの指導講演など講演活動を行う。
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